■ 2023年12月15日(金) 海外技術者によるセミナー@東京六本木 産業人材研修センター開催案内
欧州と中東の紛争、異常気象、円安、が続いている激動の2023年も終わりに近づいてきましたが、一般社団法人光融合技術協会は、今年最後のイベントとして、コロナ後の欧州の最新成膜＆光関連技術開発動向を少しでも皆様に知っていただくことを狙いとして、（株）サーフテックトランスナショナルとの共催で、2023年12月15日（金）13：00～、東京六本木の産業人材研修センターにて、（実）セミナーを開催します。
主たる講演は、フラウンホーファーFEPのDr. Daniel Gloessによる フラウンホーファーFEP と欧州におけるシートーツーシート（S2S）及び精密コーテイングの技術と応用の開発現状“ですが、彼の講演に先立って、光融合技術協会理事の鈴木巧一が“欧州の表面処理・光関連の技術開発最新動向”についても紹介する予定です。
フラウンホーファーFEP は、今年の8 月3 日のオンラインセミナーで紹介されたR2R（ロールツーロール）成膜技術に加えて、S2S プロセスによる様々な技術と応用の開発も進めています。
Dr. Gloessはその開発を進めている部門の中心人物であり、長年、大型のS2S コーターを用いての様々な精密光学膜製品開発を担当してきました。FEP のみならず、欧州におけるこの分野の開発動向を知る良い機会ですので、講演後の懇親会も合せて、是非ご参加ください。
Dr. Gloessの講演では、特に、独及び欧州の顧客向けに開発中あるいは開発済みのS2S 成膜と精密光学膜にフォーカスします。具体的には、以下の３つのトピックスになります。
１．大面積曲面ガラスへの精密成膜技術
応用は、ホログラフィックデイスプレイ、自動車用ヘッドアップデイスプレイ、耐摩耗性タッチパネル、レーザー用光学膜
２．大面積フラッシュランプアニーリング
応用は、透明導電膜やLowE ガラスの高性能化
３．基板対向式成膜技術
応用は、UV からIR までの光学多層膜、圧電素子（AlScNAlScN）、高絶縁膜、高熱伝導膜
他、最新技術スパッタエピタキシーによるGaN や、今後の成膜分野で重要になるとされているデジタル化、ビッグデータの活用などにも触れる予定です。
鈴木の講演では、表面処理と光に関連した開発を進めているドイツ（フラウンホーファー）、オランダ（TNO 他）、ベルギーの研究所とその関連組織、企業を取り上げ、興味深い活動状況と最新技術を紹介します。
■開催について
・講演日時：2023年12月15日(金)13:00～16:00
・開催場所：東京、六本木、産業人材研修センター会議室、東京都港区西麻布3-2-32 (https://azb.or.jp/publics/index/19/)
・講演者：Dr. Daniel Gloess、Group Leader Dynamic Precision Coating、Fraunhofer Institute for Organic Electronics, Electron Beam and Plasma Technology、FEP。
・講演タイトル：「フラウンホーファーFEP と欧州におけるシートーツーシート（S2S）及び精密コーテイングの技術と応用の開発現状」
■セミナーへの参加のお申込みについて
・参加申込方法：参加希望者は、本ページ末尾の申込表（エクセル）に必要事項を記入の上、小野までお送りください。
・参加申し込み先：一般社団法人光融合技術協会 理事 小野明 akira.ono1257@gmail.com
・参加費：光融合技術協会会員企業 無料 参加人数制限無し。非会員（一般）6,000円/人。
・申し込み期限：2023年12月13日
・振込先：参加申込者に振込先をお知らせいたします。
・特典：参加いただいた方には後日、講演資料をお送りいたします。
・お知らせ：光融合技術協会会員企業の方には、技術相談窓口を設け、また過去のセミナーの講演資料を会員コーナーにアップロードしております。これを機に是非とも入会お願いいたします。詳しくは次のURLのホームページをご参照お願いいたします。https://www.i-opt.org/
■ お問合せ：
（株）サーフテックトランスナショナル代表
一般社団法人光融合技術協会理事
フラウンホーファーFEP日本代表
鈴木巧一
TEL : 090-5757-9981
E-mail: koichisuzuki＠surftech.co.jp
コメントをお書きください